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圓福 第95

 謹啓 山の木々も緑豊かで、まもなく梅雨明けとともに、夏本番を迎えます。皆様におかれましては、如何お過ごしでしょうかお伺い申し上げます。
 さて、お陰様で、昨年秋より取りかかりました改装工事も終了し、新しく、葬儀場も休憩所もバリアフリーになりました。車椅子でお越しの方やお年の方々に安心してお参りが出来るようにアスファルトも施し、駐車場も広くなりました。工事中は、何かとご不便をおかけ致しました。是非、ご高覧賜りたく、皆様のお参りをお待ち致しております。
 それでは法然上人のお言葉から、私達の日常生活のあり方を学びましょう。

「ただし、心を清くして申すをば、第一の行と申し候なり。
浄土を心にかくれば、心浄の行法にて候なり。」

 心を清らかにしてお念仏を称えることを第一とすべきです。お浄土に心を寄せれば、自然と心が清らかとなる行いとなります。
 私達は、日々の雑事に追われて、時にイライラしたり、思うように成らない事に腹を立てたり、悲しんだり、常に心は不安定です。こんな私達の心を清らかにする事はなかなか難しいことでしょう。けれども、豊かな自然や、美しい花々、かわいい子どもや動物、人の優しさに触れた時、心が洗われる事に気づかされます。だからこそ、法然上人は、人の心を毒する言葉や行動、心の持ち方にに、お念仏を勧めて下さいました。手を合わせれば、行動が美しくなり、口に念仏を唱えれば、言葉は美しくなり、お浄土に思いを寄せれば、心が清らかとなります。
 仏教の根本の教えに、身業、口業、意業の三業を清浄ににすることが、最も肝要とされています。業とは、行いであり、行為です。表面で美しい言葉を使ったり、やさしく手をさしのべていても、心がともわなくては、お金目当ての詐欺師とかわりません。人間は、弱いところがあります。悪いと解っていても、つい目の前の欲望に負けそうになります。誘惑に負けないためにも、友を選び、場所を選び、悪いものを遠ざけて、近づかない事です。そして、法然上人のお言葉を守り、日々、感謝の念仏の生活をする事です。
 その最も大切な季節、お盆を迎えます。日頃感謝を忘れがちな私達です。今日の無事は、ご先祖さま、先立たれた方々の真心に支えられているからです。心を込めてお迎えする準備を致しましょう。
 下記の通り、お盆を迎えるためのお施餓鬼の法要を勤めます。昨年大変ご好評を頂き、今年も、円福市を開きます。平日が、お出ましにくいとの声を頂戴し、今回から、夏の盆施餓鬼は、海の日に行う事と致しました。是非、ご家族おそろいで、また、ご近所、お友達もお誘いあわせてお参り下さい。   

合掌


●七月十七日(祝)
午前十一時半 昼食接待
十二時半 住職、阿弥陀院住職説教
一時半 盆施餓鬼法要

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