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圓福 第78号

謹啓 列島各地で記録的な大雪かと思えば、四月上旬の暖かな気温になったりと季節の変わり目で体調を壊しやすい毎日です。皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか、お伺い申し上げます。

 冬のオリンピックも終わり、いよいよ、暖かな春が、もうすぐやってきます。けれども、四月の消費税増税で、心なしか、家計には、冬が訪れそうです。
 こんな時こそ、法然上人のお言葉から、私達の日常生活における、心の持ち方、あり方を学び、明るい未来のために、精一杯、できうる限りの努力を続けて参りたいと思います。

 会者定離は、常のならい、今始めたるにあらず、何ぞ深く嘆かんや。宿縁空しからずば、同じ一蓮に坐せん。浄土の再会、甚だ近きにあり。今の別れは、しばしの悲しみ、春の夜の夢のごとし。
 「出会った大切な人とは、必ず別れるものです。この世の定めで、今に始まったことではありません。尊いご縁で出会ったならば、極楽世界の同じ蓮の花の上で、共に座りましょう。お浄土での再会は、もう間近です。今のお別れは、ほんの少しの悲しみ、まるで、春の夜に見る夢のようなものです。」
 誰でも大切な家族との別れは、つらく、悲しく、苦しいものです。できれば、みんな仲良く、健康で長生きして、幸せ一杯の人生で、後悔など一つも無く、ピンシャンころっと逝きたいものです。
 人は、それぞれ顔も、体も違うように、その体の中身も違うので、生まれついて健康な方もそうでない方もいます。従って、頂いた命の長さも違います。けれども、この世での役目を終えて、極楽に往生すれば、会いたかった家族との再会は約束され、同じ蓮華台で隣に座って喜び合えるのです。長いようで、人生なんてあっという間です。悲しみに暮れる毎日では、先立たれた家族が、極楽世界で、もっと悲しむことでしょう。この世で、残された私達は、いつお迎えが来ても良いように、後悔の無い、尊い人生を送らねばなりません。
 左記の通り春の彼岸法要を勤めます。お彼岸は、極楽世界、西方浄土に思いを寄せる、太陽が真西に沈む一年にたった二回の絶好の機会です。おかげさま、ありがとうございますと、感謝の日暮らしができますよう、ご先祖や家族、仏様に、是非ご家族皆様、おそろいでお参り下さい。       

合掌

三月十九日(水)
午前十一時半  昼食接待
午後十二時半  説教(住職他)
午後一時半   彼岸施餓鬼法要


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