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圓福 第73号

謹啓
 境内の枝垂れ梅が、満開になりました。 まもなく暖かな春を迎えます。 皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか、お伺い申し上げます。

 自民党が返り咲き、新政権が発足され、円安から、株価も上向き、少しずつですが明るい兆しが見えて参りました。 緩やかな景気回復が一番望まれます。 若い人たちが安心して暮らせる日本になるよう、益々教育の重要性が問われる時代です。

 今回も、法然上人のお言葉から、私達の日常生活における、心の持ち方、あり方を学び、大切な未来のためにできる限りの努力を続けて参りたいと思います。

  至誠心(しじようしん)とは、真実心なり。
  身に礼拝を行じ、口に名号を称え、意にに相好を思う、皆真実心を用いよ。
  総じて之を言うに、厭離穢土、欣求浄土、修諸行業、
   皆真実心を持って之を勤修すべし。

 「至誠心とは、真実嘘偽りない心です。礼拝するときも、お念仏を称えるときも、仏様のことを思うときも常に真実の心を用いなさい。 総じて言うのなら、この娑婆世界を離れようとし、お浄土に生まれたいと願って色々と修行するのにも全て、真実の心を持って勤めなさい。」

 仏説観無量寿経に、至誠心、深心、廻向発願心の三つの心が、起こって、往生するとあります。 その至誠心は、最も大切な心として私たちの宗派では、仏様より至る真実の心と理解します。 ついつい、愚かな心を起こして、間違った行いや、つまらぬことを口にしてしまう私達に、仏様の方から、真実誠の心もって、深く信じて何とかしたいと願って下さっていることにきづくことが、大切だと、法然上人は、おっしゃっています。

 厭離穢土欣求浄土は、徳川家康が常々、南無阿弥陀仏と称えるときに念じておられた言葉で有名ですが、愚かな心に気づき、向上心を持って、よりよい世界を求めることが、真実の心であり、それが、仏様のお心にかなうことだ、ということです。

 嘘の無い、きれいな心を持ち続けることは、難しいことです。 けれど、願い、求めることはできるはずです。 それが、欣求浄土の意味です。 真心を下さった、ご先祖や家族、仏様に、嘘偽りのない真心をお供えしましょう。

 下記の通り春の彼岸法要をつとめます。
是非ご家族皆様おそろいでお参り下さいますよう、ご案内申し上げます。
合掌

---------- 記 ----------

●2013年 3月19日(火)
午前11時30分 昼食接待

午後12時30分
説教(住職他)
1時30分 彼岸施餓鬼法要

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