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圓福 第139号

圓福 第139号

 今年は、梅の花も例年より早く咲き終わり、枝垂れ桜や枝垂れ桃も満開で、少しずつ花が散り始めています。いよいよ春本番です。皆様におかれましては、如何お過ごしでしょうか、お伺い申し上げます。 
 今月より、本堂の畳を表替えし、床も補強や修復し、段差のない美しい本堂になるように、工事を進めています。お越しになる方々のより安全と安心を、そして快適なお寺であるように、これからも精進して参ります。
 
 さて、三月のお彼岸法要の後、一ヶ月でまた、御忌法要と続くため、どうしても参拝される方は、減少します。さらに、随喜寺院の手配も難しくなってきました。
 来年からは、三月お彼岸法要の午前中に、御忌法要を勤める事と致します。 そのため、四月に御忌法要を勤めるのは、今年が最後となります。
今回も法然上人の生涯から、私たちの生活の指針となるよう、学びましょう。

 
○法然上人の阿弥陀経についての教示○
 
 法然上人が、老齢の頃、静厳法印の弟子が天台宗の法門について、教えを請いに来ました。法然上人は、その僧に、天台教義の奥義をしっかりと授けられました。弟子は、自坊に戻ると、「上人は、年老いた上に、念仏を称えるために暇が無く、経典一つ読む事が無いと申されていたが、天台教学のどの学者よりも、はるかに勝れておられた。並のお人では無い」と驚きと共に感動して話しました。この頃の比叡山には、大変優秀な僧侶が多くおられました。けれども、それらの高僧に訊ねること無く、隠遁して念仏三昧の法然上人を頼りにされたと言うことは、如何に法然上人が世間に知られていたのかがわかります。
 法然上人は、「自分は、聖教(浄土教以外の教え)を見なかった日は無いが、一度だけ木曽義仲が、京都に乱入した時だけ見なかった」と仰っています。
 法然上人は、お念仏により救われることを誰よりも深く信じて、実践されました。つまり、お念仏だけで十分で、他は何も要らないはずです。それでも常に、精進され、決して学ぶ事を忘れない姿勢がそこにあります。
 私たちは、学生の頃は、宿題や受験など、今、思い出すと義務感で勉強をしてきました。学期ごとのテストで良い点を取ることだけでした。本当に好きなことを好きなだけすれば良いのであれば、学校制度も義務教育も崩壊します。やりたい仕事で、やりたいように仕事をして、やりたいように休みを取って、やりたいように給料も収入も上がる、そんな夢のような現実は、ほとんど有りません。幸せは、苦しみや悲しみによって、気づくことが多いものです。だからこそ、日頃から、謙虚に学び、精進して、どこでもいつでも出来るお念仏を唱え続け、感謝の心を育てましょう。
 下記の通り、法然上人のご遺徳を偲ぶ、御忌法要を勤めます。ご近所、お知り合いにお声がけ下さり、是非ご参詣下さいますようご案内申し上げます
合掌

四月十八日(土)(本年のみ四月第三土曜)


午前十一時半

昼食接待

午後十二時半

住職説教

午後一時

法然上人御忌法要(法然上人を偲ぶ特別法要)

午後一時半

御忌施餓鬼法要(追善供養)

永代納骨塔総回向(分骨の永代納骨致します)