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圓福 第112号

圓福 第112号

今年は、新型コロナウイルスの蔓延で、世界中が大変な年となりました。特効薬が完成しない限り、ワクチンだけでは、マスク着用が不要な元の生活には戻れないでしょう。
 新人類と言われる現代人と同じ人間が生まれたのが、およそ二十万年前と考えられています。今日まで、数々の苦難を乗り越えて、生き残ってきました。大自然の脅威から身を守るためには、創意工夫するしか方法が無く、その大きな進化や発展は、脳の発達による文字や言語の発明です。
 滋賀県の金剛輪寺の豆の木太鼓という昔話があります。飢えに苦しむ村人の為に、住職が苦労して手に入れた空豆を春に撒こうと大事にしまっておいたのに、小僧が空腹に負けて食べてしまい、住職に諭され、大いに反省し、偶然に見つけた一粒の種を大事に大事に育てると見事な大木になって、多くの実をつけて、村人を救ったお話です。過去に学び、それをどのように未来につなげ、現在を生き抜くか、お経にも過去、未来、現在と説かれています。時間軸としては、過去があり現在があり、未来があるわけですが、これでは、過去は過去、未来は未来、現在は現在と、今さえよければ良いと考えてしまいます。
 しばらくは、厳しい冬の時代が続きます。実り多き収穫の秋を迎える為、今しっかりと皆で、協力して、マスク着用、体温チェックして、乗り越えて参りましょう。
 左記の通り年末年始の行事を勤めます。今年一年の感謝の祈りと、来年がご家族皆様の良き年になりますよう是非、ご近所、ご家族、お誘いあわせ、お参り下さい。 

合掌

十二月二十日(日)
 今年も日曜日に勤めます。二日に渡り円福市も行います。


午前十一時三十分

粗飯呈上

午後十二時三十分

説教(当山住職、阿弥陀院住職、欣浄寺副住職)

午後一時三十分

総回向(読経、追善供養)
祠堂施餓鬼(永代祠堂をあげられているお方は受付にてお申し付け下さい)

十二月三十一日(大晦日)


午後十一時

塔婆、お札お焚き上げ(今年一年の古いお守りや塔婆を一枚百円にて回向して焚きあげます)

午後十一時三十分

除夜の鐘(コロナ禍の為大根汁はありません)

一月一日~二日(二日間)


午前十時~午後三時の間随時受付

厄除け祈願(お守り授与)こぶ茶接待

令和三年度年回早見表


 

一周忌

令和二年

三回忌

令和元年(平成三十一年)

七回忌

平成二十七年

十三回忌

平成二十一年

十七回忌

平成十七年

二十三回忌

平成十一年

二十七回忌

平成七年

三十三回忌

平成元年(昭和六十四年)

三十七回忌

昭和六十年

四十三回忌

昭和五十四年

五十回忌

昭和四十七年

百回忌

大正十一年